2024年12月24日

ぐにできるものではな

まず、季節。
暑い暑い酷暑には、動くに動けず、家に缶詰、エアコンのお世話になる。
じっと涼しくなるのを待つ。
秋には、さあ!!と、一気に屋外に出る。

ウォーキング協会の会員さん以外に、一般参加者が、100名ぐらい、いたらしい。
主催者である、歩く会の人は、そんなに大勢の人が参加することは想定外で、地図や備品が足りなくて右往左往。
現にわたしが手渡されたマップは、会員さんに既に渡されたものを流用されたようで、しっかり折り畳みジワがあった。
てんやわんやは、嬉しい悲鳴なのか、ストレスなのかは知らないが、あたふた主催者側の、参加者を受付るスタッフさんの一人(女性)が、まあ怖いこと。
まるで叱られているかのごとく。
あんな地声なのだろうか?
うんとお高いサービス料を支払っているわけでもないので、まあ仕方ないか、、、とは思いつつ、ガミガミ声に、気分は盛り下がる。
しばらくは、なぜそんな声、話し方をするのか、その人の顔ばかり見ていた。

次。
行き先。
コスモス畑や、法隆寺など、奈良の秋の風情を目一杯楽しめる場所。
日本の田園風景も美しい。
斑鳩あたりの、地元の日本家屋の見事なこと、立派なこと。
大きな門、塀、蔵、、、。
素晴らしい邸宅がたくさんあった。
長い年月、火災などには見舞われなかったのだろう。
だが、家々を見ていると、闇バイトの事前邸宅リスト作りをしているような気にもなった。
大きな門の隙間から見える、手入れされたお庭、、、お金ありそう、、、。

ある参加者が、一部、土塀の壁土が剥がれているのを見て、何度も「これは修理せにゃあ、いかんね」と言っていた。
何度も。
土塀の修理にどれだけお金がかかるか、知っている口ぶりだったが、なんで、何回も言うのか、胸中を察しかねた。
日常の生活費にお金がかかり、医療費や介護費にも蓄えが必要だし、住まいも修繕したりしなければならないのに、一番外側の土塀の修理など、しかも高額なのに、そうそう直ぐにできるものではない。
(崩れ落ちて、事故になったり、外側を歩く人に迷惑をかけるかも知れない塀こそ、一番に直すべきだ、という考えもあるだろうけれど)
それをわかって、何度も呟いているあの参加者は、、、自分に言っているのだろうか?

まあそれはよいとして。
「家で、じーっとしていても仕方ない、外に出るだけでもいい」と、誰かが言っていた。
自分の居場所を作るのが大事と。
年金生活が厳しくて、水道代節約のため、お風呂にもそう度々は入らない、と話す人。
交通費が1000円以上かかるところには、絶対に参加しない、という人もいた。
単身参加の男性が多かった。
女性は、友達と連れ立って来ている人もいた。
男性は、一人行動で、連帯しないようだ。
とは言え、皆さん、かなりのお歳。
90歳近い人もいる。

わたしに強く誘いかけて来る友人は、そのあたりの微妙な事情、機微がわかっていない。
わたしの年齢の人は少なかったように思う。
まだ仕事や家事、他の趣味に忙しいのではないだろうか。
早々と引退しているのは、あの群団の中では若い少数派。

つまり、年齢を早取りしているわけだが、なんだか少し違う、、、。
自分で計画を立てて、自分で動ける人は団体ハイキングには参加しないのではないだろうか。
お安い、用意された便利なハイキングなので、会員さん以外に参加者が多かったのでは。
元々の会員さんは、スタスタ歩く健脚の人がメインかも。



Posted by 十四 at 16:16│Comments(0)
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